毎朝研究室に到着すると、まず顕微鏡を覗きます。形態観察用に仕込んであったウェルプレートには、卵菌を感染させた芝草が水に浮かんでいます。今日は何が起きているかな。小さなレンズの向こうで営われる生命活動はとても力強くて魅力的。十数分の間に胞子嚢内の原形質は遊走子へ分化し、鞭毛を激しく動かして球のうを破って外界に飛び出していく。遊走子A「押すなよー俺が先に行くんだよー」、私「いってらっしゃーい」。あれ、のんびり屋さんがいる。最後の一人が旅立つまで見守ります。私「しっかりやるんだよー」、遊走子B「待ってよー置いてかないでよー」。。。
ダメだと思いながら、ついつい擬人化してしまう。実験では小さなウェルプレートの中の小さな小さな世界の話。リアルではどのように周囲環境の物質や生物たちと影響しあって存在しているのかな。力強く鞭毛を動かす遊走子たちの旅立つ先の世界は広大で、遥かなる冒険のはじまりを応援せずにはいられないのです。
卵菌あるあるエピソード:ついつい擬人化してしまう
徒然なるままに






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